2012年1月29日日曜日

akademie international des sciences (AIS)

akademie international des sciences(AIS)というイベントをティエスのこちらの会場で行いました。
サイエンスの名の通り、理数科を主としたイベントなのですが、今回は衛生分野のブースも設けてもらえることになり、参加させてもらいました。

教育系隊員7名、医療系隊員5名、電気隊員1名の総勢13名でのイベントです。ティエス以外の隊員も多数参加し、けっこう大がかりなイベントになりました。

こちらは前日の打ち合わせの様子。

当日朝の風景。衛生保健分野のブースの準備中。

今回の対象者は主に中学生とEFFI(教員養成校)の生徒ということで、私は少しでも衛生教育に興味をもってもらえるといいな。という思いもあり、以前にニジェールの専門家さんが作成した保健授業のマニュアルビデオを流したり、その中で使用されている教材の紹介、手洗い歌と正しい手洗いの実践を行いました。

手作りORS(日本でいうとポカリスエット)を作る私。こっちの子供たちにも飲ませてみたら、すこぶる不評。まあ、すごく甘い飲み物しかないセネガル…予想はついてましたが。

体にはこっちのほうがいいのにな~~と半ば無理やり飲ませました。


振付付きで手洗いの歌♪を一緒に歌う。これでみんなにどんなふうに手を洗うかを覚えてもらえるかな~?


そして手洗いを実践。人だかりができて大変。そして洗った後の水の汚さと言ったら…ヤンチャっこが多いセネガル。手洗いの重要性はかなり高い!!
これでよくおなかを壊さないもんだな~とある意味感心。


もちろん同病院隊員と協力して5Sブースも。メモを取っているすごい中学生もいましたが、これは少し子供には難しかったかも。大人はみな真剣にきいてくれました。



手洗いの歌とORSの作り方を描いた展示物。写真ではわかりにくいな。


これ以外には歴代の偉人や惑星、動物などを紹介した展示や、電気の実験、百ます計算、脳・宇宙・感染症のプレゼンなど盛り沢山のイベントにどこから聞きつけたのか小学生も殺到。一時は収拾がつかず、無法地帯に。

写真は物作りコーナーでペットボトルロケットを作る子供たち。



ペットボトルロケットを飛ばすところ。人だかりはここにも…。

セネガルではバカンスと呼ばれる3か月の休みがあったり、ストライキがあったりで常に授業はノートに書き写す作業ばかり。しかも子供たちは試験に合格しないと進級できません。だから、工作や実験といった授業がどうしても少ない という実情があります。

でもこうやって見ると、子供たちはこういうことしたいんだろうな~とつくづく思う。そういった授業もないから、大人になってもはさみを使えない方も結構います。

このイベントを通して少しでも楽しみを見いだせたら、きっと主催者の教育隊員もよかったな~って思えるんだろうな。
楽しそうでむしろ私が作りたかったです。


夜はコンサートもありました。最後にみんなで記念撮影。

これだけの隊員が集まってのイベントはなかなかないので、本当に楽しかったです。

もちろん反省点はありますが、やってよかった。
(治安の都合上日程が何度か変更になったり、当日は交通ストライキで結構な試練が立ちはだかった企画でした)

仕切ってくれた同任地隊員は本当に素晴らしかったです。ついつい守りに入りがちな私も見習いたい
と思います。

ティエスの夜の空です。左から2番目が私。これは隊員の一眼レフで撮ったのですが、撮影するのに20秒くらい動いちゃいけなくて、でも私がどうしてもぶれちゃって大変でした。

でも今のカメラって星空もこんなにきれいにとれちゃうんですね。なんか感動です。

お疲れ様でした。


またやりましょう☆























2012年1月22日日曜日

久々の…

久しぶりに体調を崩しました。
おなかを壊していてダカール行はキャンセルして今週末はずっと家にいます。
久しぶりに苦しみました。まる1日食べれなかった。
でも今週は家族が送ってくれた荷物も届いて、日本食も充実していて心はあったかい感じです。
来週はティエスでもイベントも控えてるので、準備もかねて療養してます。

一度やってみたかった石鹸作り。ちゃんとできました☆
が・・・切り分けするタイミングが少し遅かったのかかなりバラバラになってしまいました。
カリテバターを混ぜたので使うのが楽しみです。

先週末の写真ですが、ティエスの離れにある村に行ってきました。歴代隊員もよく行っていた村なので、日本人には慣れていてすぐこんな感じでなじんでキャッチボールをして遊びました。



生き生きとしている子供たち。1対十数人という一風変わったキャッチボールに。そしてみんな下手くそ・・・。結構頭にぶつけてたな~ 中央にいるのがウスマン。


末っ子のアダマ。よく泣くし、青っ洟だけどかわいいから抱っこしちゃう。最近、少しずつ泣かれなくなってきたな。



今日は剃髪の日。男の子みんなの頭をお父さんが剃ります。

奥ではみんなその前のシャンプー待ち。でもこれ結構時間がかかるから、待ってる間に泡乾いちゃうんだけどね。ちょっぴり痛そう。



先輩隊員のこよなく可愛がっていたマゲ。大きくなってイケメンで無口な男の子に。 シャンプー中。


泣き虫アダマ。いろんなものが垂れてるな。。。。奥がマゲ。目つきは大人みたいですね




髪の毛をそった後のマゲ。まるでリュット(セネガル相撲)の選手のようだ・・・そしてまんざらでもない様子。



アダマのウンチングスタイル。
このまま20分ほど放置され、砂遊びもいっしょにしてました。

・・・かわいすぎる。

この奥には鶏、ヤギ、馬がいます。

本当に田舎の風景です。

また遊びに行きたいな♪


とりあえずは来週の活動とティエスのイベントAISE頑張ります。
















2012年1月14日土曜日

継続と改善

今週もあっという間に過ぎ去りました。月曜日にセネガル東に位置する酷暑の街タンバクンダから助産師をしている後輩隊員がティエスに遊びに来てくれました。家族の家に行くということで、一緒についていくことに。後輩隊員の家族のアイサト(左)は私の語学訓練中のフランス語の先生。話すとわかるけど、すごくわかりやすく説明してくれる。
そして偶然にもアイサトの家にやってきたシモーヌ。語学訓練中のコーディネーターです。
うれしくて一緒に記念撮影しました。2人ともかわらず、優しかったです。

そして後輩隊員たっての希望で、1日産科実習につきあうことに。今日は9時から2時で6件。
いろいろ手順にやはり問題はあったようです・・・が、現状がわかってよかったかな?
彼女はペイミーという母子ケアを専門にしたセンターに勤めていますが、お産はないそう。でもタンバクンダでは最近まで安全なお産プロジェクトが展開されていたため、 おそらくここよりは人間らしいお産ができているのではないでしょうか?
私は両手に花ならぬ、あかちゃん。生まれてくる命は希望にあふれています。

そして恒例の裏の家訪問。大きくなってきたンジャヤと生意気?になってきたディキリ。



アマドゥはお昼寝中。すごい体勢。でも爆睡。なぜかこっちの子ってみんなうつむせ。




相変わらず、肝っ玉母ちゃんって感じの体型のヴァジェン。あんまり私と年齢変わんなそうなんだけどな。




お目覚めのアマドゥ。30分くらいはぼーっとしている。



今週は日本の視察団がやってくる!というわけであわただしく全部署をチェック。


産科の帝王切開用手術室。手洗い場は元栓をしめないと水が出っぱなしになってしまうため、ついつい下の元栓の部分の棚の扉が開きっぱなしに。それについて指導するメンテナンス部Diallo氏。    


もう少ししたら、新しいものが来る予定なので、辛抱して頑張ってね。あとは、手術室内の問題だが、少し配置変更を考え中。ものも多いし、機能的な配置でもないので、ここは要相談。


出産は待ってくれないし、時間の配慮も大変です。


12日に日本の視察団がやってきました。どのように進めているか院長がプレゼン。そのあと、意見交換。最近、座っていることが多くなってきた。座談って苦手。



そのあと、パイロットとしている部署を訪問。これは血液銀行。



放射線科。この日はマガルトゥーバといって、イスラム教徒がトゥーバという町(セネガルのイスラム教聖地)にお祈りに行く日で祝日。でもその分事故や病気が増えるそうで、キリスト教徒なのにその治療にに駆り出されていた看護部長マダムラシェル。でも今日はこの視察があるため、院長に呼び戻されてました。(気の毒すぎる…)



救急。マガルのため、トゥーバへ行く途中で事故が起きたりするとここへ大勢運ばれてきます。なくなる方も結構多いという。まさに戦場でした。


というか…整備不良というより、廃棄寸前ともいえるセネガルの車で交通ルールも守られないのに、渋滞地帯へ向かうって…冷静に考えるとすごい。


かくいう私もこの視察がなければ行く予定でしたが。残念なのか、よかったのか。


ちなみにこの後は、トゥーバでみんなが手洗いもせずに誰とでも握手し、素手でご飯を食べるため、流行る病気があります。コレラです。
病院には迷惑な話だ…




うちの病棟の外来は日本の支援で2000年に建てられました、だからここはすごくしっかりとした建物です。日本のマークがついた鏡なみに反射する看板のまえ。
このあと、意見交換。今のところは順調だという見解で、改善まで結び付けられたらよいとのこと。


あとは継続について、今は院長もイニシアティブがあり、私たちボランティアもいるため何とか進んでいるが…今後はどうなるのか??



最後はみんなでお食事会。


何はともあれ、悪い評価でなくてよかったです。あとは継続と改善。



帰ったらやっぱり会いたくなった裏の子供たち。


日本に帰ったら会えなくなっちゃうんだな~と思うと最近さみしい。


日本は子供少ないし。


なんか子供に携われるような仕事がしたいかも…と考え中。


あとはやはり今月末から国内も移動禁止になりそうです、あとは選挙日などのリスク日は自宅待機です。治安悪化による国外退避だけはさけたいところ。




なので来週は友人に会いにダカールへ行ってきます。



























2012年1月8日日曜日

活動+formation

バッジ(名札)作りもいよいよ佳境。ターラと各科ごとに選別作業。

5SのFormation、つまりセミナーが病院のスタッフに対して2日間ずつ行われています。

年末にME(技師など)に対して行われ、年始には看護師と助産師を2組に分けて行ないました。
セネガルには年末という観念はあまりないのか、休んだのは31日と1日だけでした。(よかった土日で)

そして年始2日3日は交通機関のグレイブが実施されて、年末年始出かけた人は家に戻れなかったようです。(TAXIもカールもセットプラスもない)



講義の後、3グループに分かれ、各部署を回って、5Sの観念から良い点と改善すべき点を考えながら、写真で撮影して回ります。今日は放射線科。
セネガルの病院では当たり前のように、部署の前で患者の家族がゴザを引いて、くつろいでます。


どこが悪いのかを指さして写真をとる。みんな悪い点には目が行くのですが、いい点はなかなか見つけられない。

でもそれじゃあ、5Sをやるほうも辛いし、やる気も出ないので、私はあえて工夫されている点などを挙げて説明します。


写真を見ながら討議したあとに、各グループが写真の説明を発表して、情報を共有する。
でも、なかなかそのあとの改善策までは出てこない・・・道のりは長いです。



私も1コマいただいて、病院の現状と5Sのポイントについて説明します。


病院内のSETSETAL前後の写真を用いての説明と、これまで取り組んだ内容を踏まえてどのように進めるかを説明。
当然フランス語なので、理解度を確認しながら進める。これを3回実施。

充実してますが、少し疲れ気味です。



最後にはセミナーを受けてくれた人と記念撮影。

みんなで5Sをやってきましょう♪















2012年1月2日月曜日

Bonne Annee!

セネガルでの年越し。任地でゆっくりと鍋をすることにしました。こんな感じ。

参加者はティエス隊員4名+ルフィスク隊員1名の計5名


+うどんとサラダ、豆腐で2011年最後の食事。みんなで今年の労?をねぎらいます。


ティエスの年越しカウントダウン。花火が結構な数、そこらじゅうで上がってました。

新隊員の家はかなりいい立地で屋上からは四方に花火が見えました。


花火をみるティエス隊員その1.恥ずかしくてカメラを避ける。「花火を映してくださいよ~」


花火をみるティエス隊員その2.微妙にカメラを意識しつつ、目線は花火。


花火をみるティエス隊員その3.フードをすっぽりかぶり、「寒いです~」

そう、本当にこの日は外が寒かった。 やはりこちらも冬です。


花火は撮影するのがやっぱり大変。そしてセネガルの花火は時間も短く、丸くない。

ビミョーないびつ感。やはりセネガルという感じです。


流れる花火。ティエスの中心部に位置するフランス広場には本当に住民がたくさん集まって花火を楽しんでいるようでした。


カウントダウンを終え、赤ワインを開けて、あけましておめでとうの乾杯!!

今年もいい年になるといいね。


初日の出をみるために7時に起きて屋上へ。まだすこしほの暗い。



少し明るくなってきたティエスの街。でも最近多い曇り空。太陽にも雲がかかってました。


少し待ってみる。見ての通り、とても寒い。


明るくなってきたので、女性メンバーで記念撮影。みんあ微妙に眠そう。
どんな1年になるんだろう??と思いをはせつつ・・・



日本帰国までのカウントダウンが始まりました。

残り6か月に活動期間、悔いのないように頑張りたいと思います。

今年もよろしくお願いします。