2011年9月20日火曜日

研修とサンルイ

Phast手法という方法を使った研修があり、先週はその研修のためルーガ市に行ってました。写真のように言葉のわからない人でも見てわかるように絵で伝わるようになっています。これは「うんこの旅」という斬新なタイトルの学習をしているところ。

せっけん作りも。カリテバターの入った石鹸と汚れのよく落ちる灰石鹸を作る。混ぜるのがなかなか大変ですが、結構簡単にできます♪


セネガルの子供たちを相手にデモンストレーション中。2日間フランス語でみっちりやったにもかかわらず、惨敗。簡単な言葉で伝えるって本当に難しい。しか、大勢の前でやるにが初めてだったので、緊張と要領がわからないのとで、プチパニックでした。

でも、他のみんなはすごくて触発されました…。やっぱり語学は大切です。

4日間の日程、心配してましたが、体は絶好調そのものでした。

研修後、気分転換もかねて世界遺産サンルイ島へ。

ティエスには海も川もないので、水のある風景を見ただけでも感動。小さな船に乗って、島を行き来します。
でも島の中はまた風景が全く違う。街並みがカラフルで、建物も可愛いし、やっぱりちょっと欧州風。

おいしい海鮮も食べれるし、やっぱり観光地だなという印象。


シャレットからみた風景。このお馬さん、まっすぐ向いて走ってくれなくてえらい時間がかかりました。道路もこうしてみると、やっぱりごみがなくてきれいです。


海の街ということでこのように海沿いでは魚を売っています。あまり清潔ではありませんが、生活感はばっちりでてます。

JICAの支援が入っている、漁業場を建物の屋上から撮影。ちゃんと整理されているのがよくわかる。

でも横は墓地・・・。(なんでこういう風にしちゃうかな)こっちは土葬だし怖いよ~


この日は結構波も高くて船を出すにも一苦労。一度浸水して戻ってきましたが、その後、水を掻き出して、無事出発していきました~~


海沿いで後輩隊員と。なかなかの強硬スケジュールでしたが、楽しかったです。また来たいね~。



















2011年9月10日土曜日

ティエスから

配属先の病院でコンサートを開きました。
日本とセネガルの音楽をMIXした感じの選曲です。(Vivian,Youssou ndorなど)
私は今回前後がバタバタしていてお手伝いのみ。(またかよ!って感じですが…)
でも音楽はいいですね、盛り上がるし、「国境はない」って感じです。
少しギターを始めようと思って、今探している最中。


観客は満員でした。子供たちも歌ってコラボレーション♪



セネガル服+野球帽という独自のセンスのちびっこ。たまらず、ダンスを始める。



最後はお決まりのユーザー。(セネガルで人気のダンス)子供たちが壇上に上がって代わる代わるダンスをします。もはや無法地帯…



終了後の記念撮影。暑い中準備から演奏まで、本当にみんなよく頑張ったね!Bien Travaille!です。
大成功でした☆




うれしいことをもう1つ。同期隊員が振り替えでセネガルに赴任してきました。

残り1年を切っていますが、彼女の野菜栽培への情熱をみて、こりゃ安心だ!と思いました。

きっと現地人と仲良く、たくさんの野菜を栽培するでしょう。楽しみです。

一緒に頑張ります。



9/9語学訓練所の料理人♪デイマリちゃんの姪っ子が誕生。

見て!赤ちゃんは人種関係なく赤いんだよ!!(笑)

私の日本名を付けるというので、言いにくいしかわいそうだからやめてね。とやさしく言っときました。



今日も病院は戦場化。生まれたてのベビーが1つのベッドに4人。(増えてる!)
この後もう一人やってきます。すごい鳴き声のべべ(フランス語で赤ちゃん)が。




その中大物のあかちゃん発見。周りはみんな泣いて暴れているのに、全く動じない。

将来が楽しみです。



ガルディアンの甥っ子たち。手前からオスマン、シディ、アブダラ。

昨日も病院でお母さんが双子を帝王切開後に亡くなられました。朝から大声で泣いている女性がいて何事かと思ったら、その人は一緒に住んでいる2番目の妻でした。(ややこしいセネガル家族)

貧血もひどいし、出産、特に帝王切開は本当に命がけの仕事になっています。

でもここ5日間で帝王切開は40件。出産件数は9日間で170件。

医療者ももはや一生懸命やっても手一杯という感じです。

しかも医師2人のうち1人が病気で休んでます。(もう聞くだけでしんどい感じ)

私は現在医療行為ができないので、本当に手伝うことしかできません。

赤ちゃん拭いたり、ママを運んだりとか。

でも根本から解決しないとどうにもならないこの問題。

とりあえず、貧血防止のための栄養コーゼリー(講座)を開きたいなと考え中。

私のセネガル家族の姉たちは怖いから子供を産みたくないといいます。それは出産で妹を亡くしているから。

でもそれも1つの選択肢としてあってもいいのかなと思ってしまいます。


オスマンはアメリカで生まれて11ヶ月までは向こうで住んでいたのですが、母親が育てられず、セネガルへ置いていったとのこと。彼は母親の顔をしりません。

でもアブドゥの家族みんなが父母兄弟で、育ててます。

タリべという物乞いして生きている子供もいっぱいいるこの国では、彼はある意味すごい幸せ者です。

それではアブドゥパパと1枚。

すごいかわいい顔してるんですよ、オスマン。


以上ティエスから最近の出来事でした。



















2011年9月4日日曜日

母と子

さてここはどこでしょう?
正解は病院です。薬局の前に大量の羊とやぎがいました。彼らも興奮しているのか・・・最近はよくおいかけっこをしてるのを見ます。
久々に澄み渡った青空。

この絵は産科の2階の奥に描かれているもの。
お母さんが子供を大事に抱えています。宗教画っぽくも見えます。

8月の出産数は600件超えでした。新生児たちは1つのベッドに3人。
1日も入院せずに帰らなくてはならないお母さんもいます。
この病院では1か月に数名の赤ちゃんとお母さんが亡くなります。
出産が命がけの作業であることを実感します。
私のセネガルの家族のイディ14歳も出産で母を亡くしています。
今は叔母であるマリエムが母代わりをしています。

厳しい医療環境。ジェンダー問題。
意識を変えていくにはかなりの時間が必要だと思うし、「この国が一番いい国だ」と思っているのならそれでもいいんじゃないかとも思う。
きっと答えは1つじゃない。

イディとマリエムのように素敵な関係の親子が増えることを祈ってます。




2011年9月2日金曜日

コリテ(ラマダン明け)

8/31無事にラマダン(断食月)が終了し、ラマダン明けの祭コリテへ。
12時セネガル家族の家に到着したらこんな感じ。羊と牛がッ!大量の肉です。(棚にあるのが肉)
また今日のために捌かれてしまったのね・・・羊さん。

まずは、セネガルの母(ディアトウ)にすすめられてラーを食べる。簡単にいうとミルのヨーグルトがけ。でも我が家のはドライフルーツも入っていて結構美味。


そして庭のcuisine(台所)に戻ると、肉を炭火焼している真っ最中でした。煙が…目にしみる。いつも思うのですが、料理も楽じゃないです。この国は。暑いし、ハエもいっぱいいるし、まな板ないし??


そしてやってきた昼ごはん。焼きたての炭火焼の肉とフライドポテトに少し辛目のオニオンソース。新鮮で焼き立てなので本当においしい。レバーもまったく臭みがありません。でも私は少しおなかの調子が優れなかったのと、先ほどのラーが残っていてあまり食べられず。(あ~もったいない)



長兄の息子。男らしく最後の最後までガッツリ食べます。育ちざかりだね~。いい食いっぷり♪

この後彼らに日本語「ごちそう様」を教えてみました。ちゃんと覚えられたかな~?


夕方、再度正装をして集合。久しぶりの家族写真。手前がセネガルの母。あとは姉、兄、姪っ子。この後再度肉を食べることに・・・。



終了後、我が家の裏の家族に会いにいく。ママのヴァジェンと。



アマドゥは小さいのでまだセネガルの正装はせず。暴れん坊なのですぐに汚すか、破っちゃいそうだもんね。

彼は一週間前に自ら車のオイルをかぶり右頭部から目にかけてやけどをしてしまいました。その後、毎晩彼の手当て中に泣き声がきこえます。(かわいそうだけど、きれいに直すためには我慢だぞ!アマドゥ!!)


パパのアリューと長兄ディキリ。ちゃんとグランブーブーを着て正装です。セネガルの人は本当におしゃれが大好きで、気を使っています。男性でも香水を服や頭全体につけますし…。(使用方法が正しいかは別として)

私は職業柄、あまり香りのきついものは避けてきたのですが、帰ったら素敵な香りの香水をさがしてみようかな~~。

ちょっと今回裏の子供たちをみて、自分の女子力低下を感じました・・・。


コリテではしゃぐ子供たち。家の前の木に登ってました。

そして私も普通に登ろうとしてしまった。(女子力低下の表れが・・・)


夜は星が最高にきれいな1日でした。

よく考えたらラマダン明けってことは新月だからきれいなはずだよね。

来年の今頃は日本で何してるのかな?

とりあえず、毎日を大切に過ごしていると幸せかな~って思います。